血圧の基準値ってどのくらい?家庭血圧と診察室血圧の違いを知ろう

血圧の収縮・拡張のイラスト

血圧の記録をつけ始めると、必ずぶつかるのが「この数値って高いの?低いの?」という疑問です。血圧の基準値は、実は測る場所(診察室か家庭か)によって少し違う数値が使われています。

上(収縮期血圧)と下(拡張期血圧)

血圧には2つの数値があります。

一般的に「上が高い」ことが注目されがちですが、下の血圧が高い状態が続くのも血管への負担が大きく、両方の数値を継続してチェックすることが大切です。

家庭血圧と診察室血圧、基準が違う理由

診察室では緊張などで血圧が上がりやすいため、家庭血圧の基準値は診察室血圧よりもやや低めに設定されています。日本高血圧学会が示す目安では、おおよそ次のようなイメージで区分されます(あくまで一般的な目安であり、年齢や持病によって医師が判断する基準は異なります)。

診察室血圧では、この目安よりそれぞれ5〜10ほど高い数値が基準として扱われることが一般的です。同じ「140」という数字でも、診察室で測ったものか家庭で測ったものかによって意味合いが変わってくる、という点は覚えておきたいポイントです。

一度の数値だけで判断しない

血圧は睡眠不足、寒さ、ストレス、直前の運動や食事など、様々な要因で一時的に変動します。1回だけ高い数値が出たからといって、すぐに「高血圧」と判断するものではありません。大切なのは、朝晩の測定を数週間〜数ヶ月続けて、平均的な傾向を見ることです。

記録があると診察がスムーズに

家庭血圧の記録を続けていると、医師の診察時に「ここ最近の傾向」を具体的な数値で伝えられるようになります。診察室での1回の測定だけでは分からない生活リズムとの関連(朝だけ高い、休日は落ち着いているなど)も見えてくるため、治療方針の相談にも役立ちます。基準値はあくまで目安として捉えつつ、継続的な記録を医師とのコミュニケーションに活用していきましょう。

気になる数値が続く場合や、基準を大きく超える値が出た場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。